2007年に「定率減税」全廃
政府・与党は20日、所得税(国税)と個人住民税(地方税)の納税額を減額している「定率減税」を2007年に全廃する方針を固めた。
定率減税は所得税額の20%(年25万円を上限)と個人住民税額の15%(年4万円を上限)を差し引くことで納税者の税負担を軽くする減税措置で、1999年から景気対策の一環として実施されてきた。
政府・与党は昨年暮れ、定率減税の06年からの半減を決めた。
全廃については今年暮れまでに景気動向なども踏まえ、与党税制協議会などで協議して最終決定することになっている。
定率減税とは、1999年に景気対策の一環として導入され、所得税は税額の20%(上限は年間25万円)、住民税は15%(同4万円)をそれぞれ税金から差し引くもの。
夫婦と子ども2人の世帯では、年収が1300万円を超えると減税額が上限の29万円となり、中高所得者層に比較的恩恵が厚い仕組み。
定率減税の廃止により、例えば、妻と子供2人で月500,000円の給与をもらっているサラリーマンは1月所得税・住民税併せて、約5,000円の増税。
年俸制として、単純に12を掛けても60,000円の増税となる。
(2005.09.21)
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