中小企業の経営活動の実態を計数的に把握し、中小企業の経営戦略の立案今や中小企業の診断・助言等に資するため、中小企業約80万社の決算データをもとに新たに財務指標作成した。
<調査結果のポイント>
1.総資本当期純利益率(ROA)は、情報通信業が1.7%と最も高く、次いでサービス業(1.1%)、運輸業(1.0%)となっており、最も低いのは飲食・宿泊業の△0.5%である。
2.売上高経常利益率では、不動産業の3.7%が最も高く、2番目の情報通信業(1.6%)を2.1ポイント上回っている。なお、最も低いのは飲食・宿泊業の0.0%である。
3.自己資本比率では、情報通信業の2 2.0%が最も高く、最も低いのは飲食・宿泊業の1.3%である。
4.総資本回転率では、最も高いのは情報通信業の2.0回で、最も低いのは不動産業の0.3回である。
5.4つの指標を創業年数別にみると、創業期企業は老舗企業と比較して、総資本当期純利益率(ROA)、総資本回転率が高い一方、売上高経常利益率、自己資本比率は低い傾向がみられる。
( 中小企業庁 )
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